(最近の話題から6)24時間テレビの倫太郎くん
公開日: 2015-08-24
今年も24時間テレビをやってましたが、テレビの方はほとんど見てませんでした。それでもDAIGOの100kmマラソンのクライマックスが気になってTVをつけると、山田倫太郎くんという中学1年生の男の子の難病との戦いの様子(24時間テレビでよく出てくるパターン)を流していました。彼は、フォンタン術後症候群という心臓の左心室と右心室がわかれていない難病を抱えているそうで、これまで何度も生死をかけた手術を経験してきたそうです。でもこの13歳の少年がとても明るくて、前向きな性格をしていて、そして面白いのであります。
倫太郎くんに限らず難病を抱えた子どもには、明るく前向きに生きようとしている子どもが多いような気がするのは私だけでしょうか?
なぜだろう?
かれらの人生は苦痛の連続だろうに。
彼らの周りには、必死になって彼らの命を守ろうとしている人々(両親、医療関係者など)がいます。その姿を見て彼らは育っているからではないだろうか。
自分を支えてくれている、愛してくれている人がいる という安心感・信頼感があるからだと思う。とくに幼くて、一人ではなにもできない子どもたちにとって、親からの愛情と、親への安心感・信頼感は難病に負けそうになりながらも前向きに生きるための力になるのだと思う。
子どもたちは親の姿を見て育ちます。決して保育士の姿を見ては育ちません。下に紹介した名言集のジョセフ・マーフィーの言葉が的を射ていると思います。また、マザー・テレサの言葉にあるように、若者による理解し難い犯罪が多発する昨今ですが、彼らの幼少時代の家族関係はどうっだたのでしょうか?
<家庭・親子に関する名言集>
人生最大の幸福は一家の和楽である。円満なる親子、兄弟、師弟、友人の愛情に生きるより切なるものはない。野口英世(日本の細菌学者)
子供の態度は家庭そのものです。その家庭を知りたかったら、子供を観察すればすぐわかります。ジョセフ・マーフィー(アイルランド出身の宗教者、著述家)
家族の間に、もう少し多くの愛、一致、平和、そして幸せがあったなら、こんなに多くのアルコール依存症や、麻薬中毒患者は生まれなかったことでしょう。マザー・テレサ(カトリック修道女、ノーベル平和賞受賞)
僕は基本的に家族はバラバラでいいと思っています。子供には関心を持っていればいい。「誰かがいつもお前を見ている」というのは救いになる。山田太一(日本の脚本家、小説家)
古来いかに大勢の親はこういう言葉をくり返したであろう。「私は結局失敗した。しかし、この子だけは成功させねばならぬ」芥川龍之介(日本の小説家)
「ダメな子」とか、「わるい子」なんて子どもは、ひとりだっていないのです。もし、そんなレッテルのついた子どもがいるとしたら、それはもう、その子たちをそんなふうに見ることしかできない大人たちの精神が貧しいのだ。手塚治虫(日本の漫画家、アニメーター、医学博士)
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