1本のブログの影響
公開日: 2016-03-20
例年2〜3月は合格シーズンですが、今年は保育園の合格・不合格がおおきな話題となっています。引き金は2月19日のブログで紹介した「保育園落ちた日本死ね」のネット上への匿名の書き込みです。今日も「真相報道バンキシャ!」というテレビの全国版で待機児童と保育士不足を特集していました。
このような話題が全国版のテレビで放送されることなど以前はなかったでしょう。そして1本のブログがとうとう国会審議でも取り上げられ、安倍総理が、「匿名なので実際に本当かどうか確かめようがない」などと発言して、子育て中のお母さんたちから避難を浴びていました。
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「保育園落ちたの私だ」のプラカードを持つ お母さんたち |
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衆議院予算委員会の山尾議員(民主党) |
最近は、本気度はともかく、待機児童ゼロに向けて保育士の処遇改善を行う姿勢を示しており、与党は来年度保育士の給与を5千円程度引き上げる予算案を考えているようです。これに対して野党は5万円の引き上げ策を決定しています。
1本の匿名ブログの与える影響のすごさにびっくり
乳幼児期の5、6年間は、人格の形成において、我々の人生の中で最も重要な時期なのかもしれません。でもその時期は短く、アッという間に過ぎ去っていくため、子育てを終えると、陣痛の痛みと同様に、その時の苦労など忘れ去ってしまっているのではないだろうか? そして我々自身(世の中)も政治と同様に、子育てに対して無関心になるのではないだろか?
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